気づいたら開業してから3年半あまり。
ブログをぼちぼち再開しようと、古い記事をほとんど非公開にする操作をしながら、よくここまで来たものだとしみじみ思います。
税理士を志した当初から独立願望は1ミリもありませんでした。
独立してやっていけるタイプではないと私自身がよくわかっていたつもりだし、家族はじめ周りの人たちもそういう印象だったのではないでしょうか。
官報合格した時、親や知人たちは一様に「おめでとう」と言葉をかけてくれましたが、手放しで喜んで祝ってくれたのはTACや大原の見知らぬ講師やスタッフの人たちくらいでした。
就職氷河期で辛酸を舐めた私にとって、税理士試験は唯一の生命線、敗者復活戦でした。
国家資格を取れば、年がいってもどこかしら雇ってくれるのではないか。
とにかく一人暮らしできる月給がほしい。
ただそれだけを望んでいました。
しかし、私の人生のロードマップには、安定という名称のルートはないようで、気づいたら何故だか独立していました。
会計ソフトやカードリーダライタを用意したのは独立後しばらくしてからです。
事務机はいまだに買ってません。
実家から持ってきたこたつの上で仕事をしています。
顧客ゼロからのスタートでしたが、ありがたいことに営業を始めてから仕事に困ったことがありません。
もちろん、日々税務判断に神経をすり減らし、申告書に署名する時は汗をたくさんかいて、生きた心地がしないこともあります。
独立してから、世の中の経営者や自営業者の方々はなんてすごいんだろうと思うようになりました。
開業や起業をすることそのものよりも、商売を続けていくことの方がはるかに大変と身を持って知りました。
〜などと、とりとめのない話をこれから不定期で書いていきたいと思います。